表現を目指すと
生徒さん達からよく耳にするフレーズがありまして
「ノーミスで弾きたい」
「完璧に弾きたい」
「どうやったら一音も間違えずに弾けますか」
ノーミスで弾くことは、皆さんにとって高い壁のようです💡
しかし、ノーミスを一番の目標にしてしまうと、表現なんてしている余裕はないし、ノーミスに捕らわれ過ぎて、逆にミスを引き起こすという悪循環に陥ってしまいます😣
そもそも、音楽の入り口が違います。
美しい表現をする、ということに一番意識を向けて取り組んで下さい。
表現に意識を向けて練習をすると、テクニック(基礎)の重要性にも気が付きますし、自然と練習量も増えていきます。
すると、自ずとノーミスで弾ける💡という領域まで到達することが出来ます。
もちろん、本番は一回切りで、間違えたからといって消しゴムで消して書き換えることは出来ないですし、「いつもは弾けてるんです‥😫」と言い訳することも出来ません。
音楽の世界は本当に厳しいですね。泣😂
私が音大時代に、ウィーンに研修で滞在していた時に、現地のピアニストの先生から言われました。
「日本の音楽教育は遅れている。
音楽は、心の表現です。」と。
「クラシック音楽は、自然界にある草花や風の音、そういったものを音で表現しています。
ウィーンで目にする全ての風景を、心に焼き付けて日本に持ち帰って下さい。」
と言われ、大変感銘を受けました。
ウィーンでのレッスンでは、演奏の指導を受ける他に、ピアノのドの一音だけを使って、イメージを音にするレッスンなども受けました。
初夏の青々とした葉っぱ、秋のひらひらと散る枯葉、冬の木枯らしの葉っぱ‥
たった一音で表現をするには、強く強くイメージを持っていないと出来ません。
海外では子供の頃から、こういったレッスンを取り入れているそうです。
残念ながら、私は日本でこういったレッスンを受けたことはありませんでした。
私の好きな、ウィーン在住のソプラノ歌手の田中綾子さんのエッセイにも同じことが書いてありました。
「クラシック音楽は、自然の音からイメージしてつくられたと言われています。
自然界のあらゆるものを表現する楽器や声。
自然の中を無心になって散歩することはその糧になるような気がします。
森の中で鳥のさえずりを聞いたり、風に吹かれて葉っぱがこすれる音、水のせせらぎなどを一身に浴びたりしていると、音楽の原点に返っていく感覚があって、頭の中がすっきりします。
常に自然と対話し、自分の体とも向き合いながら、心の調律をするようにしています。」
と、あります。
こういう角度から音楽を知ると、「音楽は心の表現」という意味がお分かりいただけたでしょうか🍀
五感をフルに使って、心にイメージをし、それを音楽で表現をするという楽しさを、皆さんにも知って欲しい☺️🌸
この楽しさを知ると、勉強することに終わりがなくなります。
聞いている人に、音楽を通して何かを伝える。
まるでテレパシーみたいですね!😆
どうぞ、そんな風に音楽と仲良くなって、聞いている人までも喜んでくれる演奏を目指してみて下さい😊♪
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