アニーローリー
スコットランド民謡のアニーローリー という曲。
最近、ハープのレパートリーに仲間入りしました。
アニーローリー は実在した女性の名前で、彼女には、結婚を誓い合ったダグラスという男性がいたそうです。
けれど、内戦が続く時代に、二人の親同士が敵対する氏族に属していた為、二人の結婚は叶わなかった。。
愛するアニーローリー のことを忘れる事が出来なかったダグラスは、彼女への想いを一遍の詩に託しました。
こうして生まれた曲が、『アニーローリー 』です。
弾いていて、切ない気持ちになります。
だけど、二人の想いは、時代も国も越えてこうして歌い継がれています。
空の上の、二人に届いているかなぁと思いながら演奏しています。
民謡って奥が深いです。
演奏会の時に、こういうお話をしてから、演奏をするのですが、みなさんとても聴き入ってくれます。
演奏会をする度に感じるのが、曲の説明って大事だなーと。
ただ曲を聴くだけになると、知ってるか知らないか、好きか嫌いかだけの判断になりますからね。
こういう音楽の楽しみ方もあるんだよと、色々な角度から、演奏を楽しんでもらいたいなぁと思っています。
私も子供の頃から知っているメロディーでしたが、色々調べてるうちに、特別な一曲にかわりました。
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